たまには真面目に経済でも勉強しましょうか

昨晩深夜にNHKでやっていた「フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」を見て、なんだかとっても嫌な気持ちになったまろぱぱです。

確かに取材で出てきたクルドの人達は、アメリカ映画の影響か日本人からするとすこし強面で、悪人っぽい雰囲気の人が多いと感じてしまったが、それは自分が彼らをよく知らないから。

彼らもきっと知らない異国の地日本で悪意無く色々やらかしているんだろうとは思うけど、それは彼らが日本の事を良く知らないから。

要するにお互いの無知と無関心がぶつかって今回のような事態に陥ってしまっているのだと思う。

実際、外見は怖かったけど話をしてみたらとても良い人で意気投合したなんて経験をしたことのある人は多いはず。

一番いやなのは、このヘイト問題を自分のために利用しようと何の主義主張もなく、あっても根拠もなく便乗して批判している輩。

もし日本人が海外で同じように言われもなく差別され迫害されていたらどう思うか考えてみて欲しい。

ここで大好きな映画『サマーウォーズ』のおばあちゃんの遺書の好きな文言を紹介

家族同士、手を離さぬように。人生に負けないように。
もし、つらい時や苦しい時があっても、いつもと変わらず、家族みんなそろって、ごはんを食べること。
一番いけないのは、おなかが空いていることと、1人でいることだから。
私はあんたたちがいたおかげで、たいへん幸せでした。ありがとう。じゃあね。

文字で起こしても涙が出そうになります。

こんな人に自分はなりたい物です。

ということで、栄おばあちゃんには足元にも及びませんが、私も少しは勉強してアップグレードしようかなと本屋さんのネットで紹介されていたこちらの本を購入

日本経済の死角―収奪的システムを解き明かす』(PR)です。

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内容はちょっと難しめですが、私がずっと疑問に感じていたことを的確に示してくれています。

目からうろこは、ずっと日本は生産性が低い低いと言われ続けていたことに対するこちらのグラフ

決して日本の時間当たりの生産性は低くなかった!!

1998年と私が働き始めた頃に近い辺りからのデータですが、30%近くも生産性は向上している。

なのに実質賃金は横ばいか低下・・・

一方アメリカなんかは生産性は50%も上昇しているのですが、ちゃんと25%も実質賃金が上がっている!

給料が現状より4分の1も上昇してるんです。

ただ、アメリカの場合はそう喜んでばかりもいられない事情があるようですが・・・格差が・・・

そして低い低いと言われ続けた日本の労働生産性は他の先進国と比べてもアメリカ程ではないにせよ遜色ないレベル。

なのに時間当たりの実質賃金は断トツの最下位(# ゚Д゚)

まだ全部読み終わっていないのですが、どうやら原因は日本の大企業の守りの経営を象徴する内部留保のため込みが関係しているらしい。

もう少し読み込んで色々自分なりに考えてみようと思いますが、マンガやアウトドア紀行ばかりじゃなくて(それはそれは楽しいけど)、たまにはこういう真面目な本も読まないといけませんね。

本当にネットで拾ってきた情報ばかりで自分の思考を構成してしまっていると、自分で物事を論理的に考えられないヘイトに走る人たちと同じになってしまう。

気を付けて生きましょう。

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